第13章 Childhood's end
大野side
M:「俺、そんなに子どもじゃないよ?
ちゃんと自分の意志で選んだことだし
何度も言ってるけど
あれは智くんのせいなんかじゃないよ。
智くんは被害者じゃん!
あのね…自由だからこそ…
智くんと、みんなと居ることを
選んだの。
うまく言えないけど…
ただの【松本潤】でいるよりも
【嵐の松本潤】でいたいと思う
気持ちが大きいの。
ただの【松本潤】はみんなの前だけに
いればいい。
表に出る俺は
【嵐の松本潤】でいたいの。
俺は俺であるために【嵐】がなにより
大事だから…。
今の関係を崩す気は全くないよ」
潤くんがおいらを抱きしめて
潤くんの思いを吐露する。
M:「何度でも言うよ?俺が選んだの。
だから智くんが罪悪感とか感じる
必要はないの。
今が幸せなんだから
このまま進めばいい。
そんなに不安にならなくて
いいんだよ…」
潤くんの腕の力が抜けて
おいらの顎に手が触れた。
そのまま顎が上がり…
その上に潤くんの唇が落ちて来た。
軽いキス…。
でもすごく暖かかった。
「なんか変なこといってごめんね。
でも…
潤くんの気持ちがわかって嬉しかった。
潤くん、大好きだよ」
そう言って今度はおいらからキスをした。
ちょっと照れくさくなって
誤魔化すように言う。
「なんか変だよね?
これだけ長く一緒にいるのに…。
まだまだ知らないこともたくさんあるね」
M:「ホントだね、俺も智くんがあんな風に
思ってるなんて思わなかったもん。
さて、そろそろ帰る?
みんな待ってるだろうし…」
「そうだね?帰ろうか?」
簡単に片付けをして
2人でマンションを出た。