第13章 Childhood's end
大野side
「潤くん…結婚して子どもいて…
とか似合いそうなんだけどなぁ。
そんでその子どもと遊ぶために
嫌がられるぐらい遊びにいくとか…
ちょっと考えてみたりして…。
潤くん、ホントに居ないの?
そういう人…」
M:「いないよ、そういう相手。
雑誌とかに色々書かれるけど
友だちでしかないし…。
友だちと遊ぶなら、
野郎と遊んでる方が楽しいし」
にやっと潤くんが笑う。
M:「未来のことはわからないから
<絶対しない>とは言えないけど。
俺も今の状態が最高に幸せだから」
潤くんの言葉に迷いはない感じ。
でもずっと言わなくちゃって
思ってことだから…
この際伝えようかと思った。
「もし…結婚したい相手が出来たらさ…
まぁ事務所のOKは必要だと思うけど
俺たちのこと気にせずに…ね?
それで潤くんが嵐辞めるとかは
嫌だけど…。
潤くんの幸せも大事だから…。
ごめんね、
おいらのことで潤くんの選択肢…
狭めたよね?
おいらはもう大丈夫だからさ…。
潤くん、自由になっていいんだよ…」
M:「智くん、そんな風に思ってるんだ?
ねぇ、大丈夫ってホント?」
「うん」
M:「だったらさ、この涙…なに?」
そう言って潤くんの指が
おいらの頬を撫でた。