第13章 Childhood's end
大野side
S:「とりあえず、潤が帰ってきたらさ、
潤にも話そ。
でさ、何で嫌なのか?何が嫌なのか?
妥協点があるのかをニノと話そう」
A:「だね。
このままじゃリーダーも辛いだろうし」
「なんか、ごめんね」
S:「なんで謝るの?
智くんひとりで抱え込まないでよ」
A:「そうそう、みんなで考えれば
なんかいい方法が浮かぶよ」
にっこり笑う相葉ちゃん。
相葉ちゃんがそう言うとなんかほんとに
解決しそうな気がする。
「ふたりともありがとう」
A・S:「どういたしまして」
なんかすこし肩の荷が降りた気分。
「あっ、そうだ!ニノは?」
S:「さっき出てったままだよね?」
相葉ちゃんが玄関に何かを見に行った。
A:「靴はあったから外には出てないよ」
「となると…ニノの部屋か、
オーディオルームか、ピアノ部屋?」
S:「俺、行くわ。
ちょっとニノの様子探りたいし?」
A:「それどうなんだろう?
ちょっと間違えると
拗れそうな気もするけど?」
S:「そぅかぁ…じゃ、
そこは俺からは触れないようにする」
A:「松潤には俺から話しとく?」
S:「そうだね、なんにも知らずに
この雰囲気だったら微妙だもんね」
「あのさぁ夕飯、鰤シャブにしない?
今日、対馬から届く予定だからさ
みんなで食べよう?」
A:「それ、いい!食べたい!」
S:「相葉くん、潤にそれも伝えといて!」
「おいら、一旦、マンションに行くね。
鰤、マンションに届くからさ」
S:「帰りの時間が見えたら連絡ちょうだい。
鍋の用意はしておくね?」
「うん、連絡する」
おいらは財布と携帯だけ持って
マンションに向かった。