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ふたつ手と手

第7章 接触


久しぶりにしょうちゃんとと飲む約束をしていたので、時間より少し早い時間に待ち合わせ場所に着くと、しょうちゃんの姿を見つけた。

風月「しょうちゃ~んっ‼」

安田「あっ‼風月ちゃん」

風月「相変わらず来るの早いね(笑)」

安田「当たり前やろ??女の子待たすなんてさせへんよ(笑)」

風月「女の子って言うような歳は過ぎちゃったけどね~(笑)」

安田「そんなことないで(笑)嫁入り前なんに、何かあったらアカンやん」

風月「相変わらず優しいんだから(笑)」

そんな他愛のない話しをしていると約束の時間になっていた。は遅くなる可能性があるから時間になったら始めててもいいと言われている。
今日もしょうちゃんと2人で先にお店に行き先に乾杯をしてるとからLINEが入った。

【:遅くなってごめんね。今から着替えて会社出ます‼】

風月「あっ‼からだ。今から会社出るって」

安田「僕のにも入ってる‼返事返しとこうっ♪」


の会社からはそんなに離れてないから30分ぐらいで着くだろうって思いながらしょうちゃんとツマミをつついていると、スマホが震えた。

~♪~♪

風月「あれっ??からだ…どうしたのかな??」

安田「出てエエよ??」

風月「うん。…は~い。どうしたの??」

『………』

風月「??」

安田「どしたん??」

風月「通話になってるんだけど、何にも話さなくて…」

安田「ちょっと貸して??…ちゃん??」

『ちょっ…痛いって…』

安田「……」

スマホを耳に当てているしょうちゃんの顔がだんだんと険しくなっていくのを見て、一気に不安が押し寄せてくる。

風月「…しょうちゃん??」

安田「ちゃん、もしかして誰かに連れていかれてるんかも」

風月「じゃあ、早く助けに行かないとっ‼」

安田「せやな‼」

急いで席をたちスマホから聞こえる微かな話し声から誰とどこにいるのかを懸命にしょうちゃんが聞き取ってくれようとしてる。
お願いだから、無事でいて…。
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