• テキストサイズ

【おそ松さん】松野✕松野〜おそ松〜

第28章 松野ちゃん、おそ松くんとのやりとり


「あー……そういえば……」

 私はそのことをすっかり忘れていた。

「なーに、まさか忘れてたの」

 顔や表情は見えないが、雰囲気からしておそ松くんにバカにされたような感じがした。

「はいはい、忘れてましたー。てかなんで電話かけてきたの?」

「そりゃだって花火大会のことなんも決めてねーじゃん……」

(あっ、ナイスタイミング!)

「そんでどうしよっか?」

 おそ松くんは私に問う。

「んー……やっぱ折角だし屋台も回りたいよね?」

「んなもあったりめーじゃん! 小遣いの方は大丈夫だし」

「じゃあ5時に最寄り駅前集合でいいかな? 他、分かりやすいところあったりする?」

 私は学校近くのことはあまり知らない。だからこそ、地元民のおそ松くんに頼ってみた。

「んー……俺も行ったことねーから分かんないけどまあいいんじゃね? じゃあそう伝えとくわー」

「はーい。わざわざありがとね」

 私はおそ松くんにお礼を言うと、

「いやいや……そんじゃ楽しみにしてっから。それじゃぁ……」

「うん……あっ、待って!」

「ちょっ……いきなりなに?」

 ギリギリ電話は切られていなかった。私は女の子との約束を思い出し、話してみることにした。
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp