第48章 おそ松くんとのデート?プラン
秋休み前日、つまり今日で前期終了。前期期末テストの補習が山積みとなっていたおそ松くんは、
「終わったー!」
と今日になってようやく合格をもらい補習が終了した。その後、私たちは学校のカフェテリアで秋休み中に行くことになった映画の予定を立てることに。
「これ今やってるのならなんでも見れるんだー」
とおそ松くんは映画のチケットを見ながら話す。
「やっぱ今やってるのならあれじゃね? CMで話題のホラー映画!」
おそ松くんは笑顔でそう答えた。しかし実は私、ホラー系は苦手である。なので、
「えっ……ホラー……」
と弱い口調がこぼれる。おそ松くんは、
「えっ、まさかダメなのー?」
とニヤニヤしながら話してきた。ここで苦手と言ったら私は弱音を吐くことになる。おそ松くんの前でそれは極力避けたい。だからこそ、
「いや! 大丈夫だから」
と言った。おそ松くんは、
「ほんとー?」
とまた念を押して言う。私は、
「ほんとに平気だから!」
と私は念を押し返す。やっぱり私は可愛くない。付き合っていない好きな異性に対してどう接するのが正解なのかが分からない。
「まあ平気ならそうしようぜ」
とおそ松くんは言った。私は、
「うん」
そう答えることしか出来なかった。