第41章 松野たちの補習 part.2
私の今回のテスト結果、科学と数学が赤点になってしまった。そのため補習を受けなければならない。(※1) 前回は数学をチョロ松くんたちとテスト勉強し公式のやり方を教えてもらったりしたのだが、今回はそういうのが特になく苦手な理数系がダメだったのである。
※1,補習の受け方については21章『松野たちの補習』参照。なので省略。
補習初日、科学のテストを受けるために教室へ行った。着くと1人の生徒が座っていた。
「よっ」
「おそ松くん……」
(久々の2人きり……)
私はとにかく冷静になり、平然とおそ松くんの隣の席に座り、
「まっ、また補習?」
と話しかける。おそ松くんは、
「そういう松野ちゃんも?」
と質問返し。その時私は、
「そうだけど何か?」
と強気になってしまった。なんとも可愛くない女である。
「そうかー! まあお互いまた頑張ろうな」
とおそ松くんは軽快に話す。
「てか私はいいけどおそ松くんは大変なんじゃないの?」
と話してみた。おそ松くんは、
「あぁ大変だよ……今回はチョロ松もなんも教えてくれなかったからほとんど……てか全部かも」
と話す。
(チョロ松くんが教えてくれなかった……いつも教えてるとか言ってたのに)
疑問が浮かんだが敢えて触れないでおいた。