第39章 後日、親友にへの相談
「でも関係ないって言われちゃったんだよ。それにチョロ松くんと付き合ったらってまで言われてさ……もしかしたらおそ松くんはうちのこと好きじゃないと思うんだよね……」
と浮かない顔で話す。けど女の子は、
「でもあれ程までにめっちゃ話してて一緒に学級委員やってて……おそ松くんが他に好きな人がいるとでも思う?」
確かに言われてみれば……おそ松くんは部活にも入っていないし、委員会に来ている時は大体寝ている。なので私以外の他の女子と話しているところは見たことがない。
「まー……とりあえずは様子見だよね。チョロ松くんにもちゃんときっぱり断らないとだし……」
「それなんだけどね……」
私は恐る恐る、先日の携帯でのチョロ松くんとのやり取りを女の子に見せる。
「今度映画行きませんか? って誘われちゃった……」
その画面を見て女の子は、
「じゃあその時にでもまずは先にごめんなさいって言うことだよね。だっておそ松くんが好きなのにチョロ松くんと映画って……周りからしてみればカップルに見えなくないんだから。後々面倒になりそう」
と話してくれた。私は言葉一つ一つを受け入れ感謝した。女の子に。
「ありがとう」
そしてまた一口、飲み物を口に含むのであった。
〜8月編終了〜
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