第6章 告白は突然に@青峰大輝
ペットボトルをボールに持ち換え、彼はまた一本シュートを決めた。
そういえば今度、キセキの世代で集まってバスケをするらしい。マネージャー仲間のさつきが言っていた。
あの子も行くって言ってたし…羨ましい!キセキとバスケやってる青峰くん、私も見たい!
いつもそう思うだけで、結局実行された事は無いのだけれど。
当たり前だ。私は何も努力していないのだから。
そんな私の恋を叶えろ、なんて、神様でも無理な話だ。
ふぅ、と小さくため息をつく。すると、青峰くんが言った。
「そーいや、最近やけにさつきと話し込んでるな」
「え…?」