• テキストサイズ

【おそ松さん】先生と松野くん

第6章 風邪





昨日はアドレスを教えるつもりでメールを送ったら秒で返信が来てふわふわしてなかなか眠れなかった。



そのせいか日頃の疲れもあって風邪をこじらせてしまった。



「熱…37.8度かぁ。」


『ピーンポーン』



時計を見ると待ち合わせの時間だった。
どうしよう、まだ着替えも出来てない…

とりあえず玄関に行かなきゃ。



「!」



玄関に向かう途中、眩暈がしてドタっと音を立てて床に倒れ込んだ。



「先生?!…って、鍵開いてるし。ちゃんと閉めなきゃダメだよ?」


「あ、」


「げ、先生大丈夫?」



物音を聞いて扉を開けた松野くんは驚いた目をして私を見た。



「ごめんね、ビックリさせちゃったね、」


「先生体調悪いの?ちょっと熱っぽいし…。」



松野くんは私を抱き抱える用に起き上がらせてくれると心配そうな目をした。



「大丈夫だよ。ごめんね、急いで支度するからそこで待ってて?」


「支度って、こんな状態で学校行く気?!」


「微熱で社会人は休めないよ。…っ、」



視界がぐらついたかと思うと松野くんに抱き抱えられていた。



「ホラ!休んだ方がいいって!」


「仕事溜まってるし薬さっき飲んだから、本当に大丈夫だよ!ありがとうね。」


「…本当にやばくなったら連絡して。俺ずっと電源入ってるから。」


「ありがとう、松野くん。」



もたつきながら着替えやメイクを済まし、家を出る頃には薬もききはじめ、大分楽になってきた。



「じゃあ、もう俺行くけど…本当に無理しないでね。」


「うん、ありがとうね。」



松野くんは走って教室へ急いで走っていった。
私がもたついていて、いつもみたいに余裕を持って来れなかったからギリギリになっちゃった…。
/ 29ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp