【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜
第7章 2次試験・後編
「あぁ、そのことね。
別に気にしなくていいよ。
大したこと言った訳じゃないし」
照れくさそうに微笑んだ。
「シャル、リア。
来たぞ」
クロロさんの言葉に緊張が走る。
「ここを通りたくばそれぞれ1人ずつ倒せや。
気絶でも殺しでも問題ねぇ。
ただし相手の戦いに手を出す、または武器を使用したら即負けだ」
毒々しい刺青をした大柄な男が口を開いた。
「誰とやるかはどうやって決めるんだ?」
怯まず質問をするクロロさんはやっぱり肝が据わっている。
「あ?
そっちが自由に決めてくれて良い」
面倒そうに頭を掻きながら答えた。
戦えさえすればそれでいい、そう言った雰囲気の男だ。
「だ、そうだが。
どうする?2人共」