第19章 決行

「大丈夫よ。

少なくとも戦闘と情報収集に関しては信頼してるから」


ポン、とシャルの肩を叩いた。


「パク…それフォローになってない…」


つまりは、人間性においての信頼は薄いということだ。


「リア、来ないの？」


「あ、行きます」


先を行くマチさんのあとを慌てて追いかける。


「適当に座って良いよ」


ドサッと荷物を雑に床に置いた。


「それで？

アタシに何か用なの？

刺青のこと？」


察しが良いな。


「はい、刺青です」


「場所は決まった？」


「首裏にしたいです、出来ますか？」


「へぇ、意外だね。

そんなところにいれるんだ」


「はい。

私なら髪で隠れますし、滅多なことがない限りは見えないでしょう？」


「ま、そうだね。

今からいれる？

そんな時間はかかんないし」


「お願いします」


「はいよ。

とりあえず邪魔になるから着物脱いで貰える？

タオル貸すから」


「はい」