第4章 気持ち
月島side
最近は、いい事続きな気がする。
部活の同級生と仲良くなれて、強豪校との合宿も出来て、試合でもいい戦績を残せて、正しく烏野排球部は起動に乗ってる時期だった。
だからこそ、気付きたくなんて無かった。
ムカつく存在だったハズなのに気付けば目で追っていて、笑顔を見るのが楽しみになっていて、僕以外の人と話してのが嫌で、なんで…なんで彼なのだろうか。なんで今なのだろうか。
叶うはずがないと分かっていながら、それでも彼を好きになってしまった。
気持ちに嘘は付けないけど、気持ちを伝えることも、臆病な僕は、出来ないんだ__