第1章 優しくしないで
「myブラザー、俺と買い物にでもいかないか?」
またそうやって僕に構うんだねカラ松兄さん
どうして僕を放っておいてくれないんだろうか?
いつもみたいに十四松とじゃれてればいいんだよ、鬱陶しい…俺に対する当て付けですかそうですか
まあこのバカはどうせ俺の気持ちなんか分かってないよね、バカだから
「勝手に行けよクソ松、お前の隣なんか歩きたくないから…まずそのクソダサいファッションどうにかしたら?」
…はぁ、いつから素直に話せないようになったんだろう?
俺が兄さんを好きになってからかな、だからこんな酷いことばっかり言えるんだきっと
「そ、そうか…邪魔して悪かったな」
ほらまたそうやって傷付いた顔をする
本当は飛び上がるくらい嬉しいのになぁ、やっぱり俺はクズでゴミで人間以下
はは、涙目で出ていきやがった
カラ松兄さんはまたふらふら女の子を求めてさ迷うんだろうな、なにがカラ松ガールだクソ食らえ
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