第5章 ちょっとだけ縮んだ距離
今まで合わなかった目線が最近はよく合う、ああ、一松も俺のことを見てくれてる。すごく気分がいい、今日は帰りに一松と飲みに行きたい気分だ
「何にやにやしてんの、キモい」
…そんなに気持ち悪いだろうか?
一松の中の俺のイメージはなんだろう、変人?変態?…変態は否定しない、一松のことを考えるだけで3回はいける
もっとかも
最近では寝るときもこっそり手を繋ぐんだが真っ赤になっても手を離さないところとか可愛いだろう?
まあ誰にもやらないけど、自慢するだけならいいよな
でもたまにおそ松が俺の気持ちを知ってて一松にいたずらするもんだから思わず手が出そうになる、そろそろ我慢の限界も近いけどまだ大丈夫、まだ…
「ねえ聞いてる?」
「!すまない、ちょっと考え事をしててだな…」
「…へえ、俺以外のこととか考えてないよね」
…嫉妬してる?可愛すぎる、ああ、本当に食べてしまいたいくらい可愛いどうしたらいいんだ!
「一松のことしか考えてないよ」
顔をそらされてしまった、耳が赤い…照れてる一松もかわ…
「二人で、飲みたい」
………今?今のタイミングで?…襲う自信しかない
「ダメ…?」
「いいに決まってるじゃないか」
もうどうにでもなれ
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