第2章 2話〜子供だった時期〜
『俺のう○こと同じ色してるし!』
「うわあぁあぁあああああああぁあぁあぁあぁあぁ!!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!!」
俺は勢い良く飛び起きると、肩で息をする。
「…ゆ、夢?…よかった。」
体中に大量の汗を掻いていて気持ち悪い。シャツが張り付くベタベタ感に自然と眉を寄せた。
「最近みてなかったのに…クソッ。」
その後に大きなトラウマをうむ切っ掛けとなる始まりの日の夢。俺の忘れられない最悪の日。苦い思い出。言わば黒歴史。悪夢だよ悪夢。これを見た後は必ず、消えたくなる。
「15分しかたってない…やっぱ学校、行くか…。」
サッとシャワーを浴びてから急いで制服を来た。今日は寒いから、カーディガンを羽織るか。そう思って手を伸ばしたのは、母が買ってきた、やっぱり何色なのかわからない物だった。