第3章 再会
「大ちゃんはバスケ部に入るの?」
「おう!バスケ好きだしな!」
「さつきちゃんは?」
「私は、バスケ部のマネージャーやるよ!」
「そっかー…」
ユイは寂しそうに俯く。
「ユイちゃんもマネージャーやろうよ!」
「やめとけ、やめとけ。ユイは運動音痴だからなー!」
「大ちゃん酷い!…でも、マネージャーでも迷惑かけそうだし…私はやめとく…」
ユイは運動が苦手だった。
何もないところでも転ぶ程だ、マネージャーをやっても迷惑かけるだろうと、ユイはマネージャーを断念した。
「そっかー、残念…あ、でも応援してね!」
「それはもちろん!一生懸命応援するね!」
ふにゃりと笑うユイに青峰も桃井もつられる様に笑う。