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小狐丸と女審神者

第2章 戦


隊長は、燭台切光忠で小狐丸、加州清光、一期一振、今剣、石切丸で編成された。
燭台切忠光、加州清光以外は小狐丸と同じ頃に審神者によって鍛刀された刀剣男子でレベルは低い。

「主~、取り敢えず俺が索敵に行ってくるね!」
「はい。よろしくお願いします、清光君」
「成功したら、いっぱい可愛がってよね~」
「はい、無理はしないでね。」
「わかってる!太郎太刀、ちゃんと護衛してよね!」
「あぁ。わかっている」

行ってきます!と加州清光は隊を離れる。

「さて!主君、主君はここで待機ね?お弁当預けておくからちゃんとお弁当の護衛、よろしくね!」
「ふふ、はい!お弁当の護衛任せて下さい。忠光さんもお気を付けて。他の方たちをよろしくお願いします」
「うん、任せて!さて、小狐丸行こうか?」
「あ、あぁ…ぬしさま、くれぐれもお気を付け下され」
「は、はい…こ、小狐丸様もお気を付けて」
「はい」



「くすくす。」

審神者から離れた燭台切忠光は小さく笑う。

「何が可笑しい?気でも触れたか?」
「いやいや、余程主君が心配なんだなーと思ってね~」
「…それはお主も一緒であろうが」
「んー、君ほどではないかなー、太郎君がいるし」
「……」

未だにクスクスと笑う燭台切忠光を小狐丸はギロリと睨む。

「はは!ごめんごめん。でも、こっちに集中して欲しいかな」

普段の爽やかな笑みではなくにやりとまるで獲物を狙う様な笑みに、小狐丸は自分の腰に差した刀に手をかける。

「さて、行こうか?」
「…あぁ」

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