第4章 大和守安定と加州清光
「いつの間にか、近侍のろーてーしょんにも入ってるし!ただでさえ数が多くてなかなか回って来ないのに!」
「仕方ないじゃん、僕たち刀同士で決めた事なんだから…」
とは言ってみたけど、正直僕も面白くはない。
近侍は1人3日で次の刀に回るんだけど、主は自他共に認める人見知りだから新しく鍛刀されたりした刀は近侍にはなれない。
ある意味刀達にとったら近侍になれることが一番の喜びだったりするんだよね…主に認めて貰えたー!みたいで。
「俺だって、主に構って貰いたいのにー!!」
うわあああああん!と机に突っ伏した清光に僕はため息を吐く。