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小狐丸と女審神者

第4章 大和守安定と加州清光


「…あの狐ウザいんだけど!」

僕の目の前にいるのは清光で、ぷりぷり怒りながら、机をバンバン叩いている。

因みに、今は内番の休憩中。
僕と清光が顔見知りだからってよく一緒に組まされる訳。

「うっさいなー、つか僕に言われても困るんだけどー、一応聞くけど狐ってどの『狐』?」
「小狐丸だよ!こ・ぎ・つ・ね・ま・る!」
「あぁ、やっぱり」
「何なんだよ!この前まで主に怖がられてて、だいぶ大人しかったのに!」

和解した。再び忠誠を誓った。
ぬしさま、大好き。

あの小狐丸は夕餉の時間に俺達の前でのたまった。
あ、最後の「ぬしさま、大好き。」は僕が勝手に付けただけだから。まぁ、目でそう言ってたけど。
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