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小狐丸と女審神者
第3章 再び誓う。
我が本丸の審神者は、歴代の中でも優秀な部類に入るらしい。
そして、歴代の審神者の中でも一番に刀剣男子を大事に扱う。
軽傷になったら、必ず引き返す事が唯一、出陣する際の決め事だ。
そして審神者自身も前線ではないものの、出陣する。
彼女曰く、本丸でただ待っている事が出来ないという。
審神者の自室で今聞こえる音は少ない。敢えて言うなら文字を書く筆の音だろうか。
「………」
「………」
自室の外からは短刀達が遊んでいる声が聞こえ、小狐丸はピクリと耳を動かす。
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