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トリップしちゃいました

第23章 合宿


青峰side



休憩時間が終わる数分前ぐらいに早くバスケがしたくて1番に部屋を出て体育館に行った。


1番乗りだと思ってたのに体育館の扉は開いていて中を覗いてみたら、...なんか、いた。


ステージの下の方でボール抱えてまるまってるちっさいの。


入り口のとこからじゃあ、よく見えないから恐る恐る中に入ってそのちっさいのに近づいてみる。


柏木?


顔は髪に隠れてよく見えなかったが銀髪の髪の毛なんてそうそういないからすぐ分かった。


そばでしゃがんで体を揺すってみる。


「おーい、休憩時間もうすぐ終わんぞー。」


...全然起きねぇ。


こいつ寝起き悪くね?



「青峰、どうした?」


「あ、虹村サン。柏木が寝てる。」


「は?」


他の三年と一緒に虹村サンが来てステージの下でしゃがんでる俺を不思議に思って声を掛けてきた。


「だーかーら、柏木が寝てるんだって。」


虹村サンが俺の方に近づいてきてびっくりしてる。


そりゃあびっくりするか...。


俺だって驚いたし。


「なんでこんなとこで寝てんの...。」


「わかんねー。俺が来たときはもういたし。」


「ま、どうでもいいがもう休憩終わるし起こさねーと。」


「それがさ、さっきから結構揺すってるんだけど起きねぇんだよ。」


「あー...。」


虹村サンがなんか思い出したように顔をしかめた。


「どうしたんスか?」


「いや、何でもない。」


俺は首を傾げるが、大して興味はなかったから適当に返事をした。



そのうち赤司とさつきが一緒に来た。
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