第3章 転入生な私
今日は帝光中学校に転入生としてやってくる最初の日。
朝起きたら、神社の神様からメールが来ていた。
to 柏木由良様
from 神社の神様
昨夜言い忘れましたが、由良様は帝光中学校に転入生という形で入ることになっています。
帝光中学校の朝のHRは、8:40からになります。遅れないようお気をつけていってらっしゃいませ。
あ、帝光中学校に行ったら、まず校長室に行ってください。担任の先生が待っているはずなので。
由良side
眠い....。
昨日の記憶が全くない。
ノートには蓮花からのメッセージが書いてあった。
昨日は、なんとなんと、黒子のバスケの世界にトリップしちゃったみたいなの。
戸惑うかもしれないけど、本当のことだから信じて?
神社の神様っていう人物からのメール、携帯に残ってるから見てみてね。
あと、赤司くんと朝一緒に学校行く約束してあるから、8:10にはマンションの前に立っててね。
蓮花
赤司くんと....学校....。
まだ実物を見てないから信じられないけど、蓮花が嘘をついたことがないのは知ってるから、信じてみようと思った。
制服を着て、姿見の前に立って身だしなみをチェックする。
朝ごはんは食べず、持つものを持ってマンションの前に書いてある通り立っている。
ただいまの時刻は8:00