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delivery start【KJ∞】

第4章 お友達って、




え?
安「えー??なしてー??」

「俺は霄ちゃんと友達やから霄ちゃんって呼んでんねん。」
「ヤスは今日初めて会うたやろ。やからあかん。」

??
え?なに、その、自論??
わたしも安田さんもポカンである。

わたしの記憶違いじゃなかったら、渋谷さん、出会って2日目でわたしのこと霄ちゃん呼びでしたよ??

「とりあえず、あかん!」

え、えー……
安「じゃあ…浪花ちゃんって呼ぶな?」
安田さんが苦笑いしながらわたしの顔を伺った。

「あ、はい…」

その言葉を聞いて渋谷さんがフフーンと満足気に鼻を鳴らした。
「カレー!」
あ、忘れてた
「こちら、商品ですー…」
ん、と受け取ってお金を出す渋谷さん。

うーん…渋谷さん、わからんなぁ…



「ほな、またなー、霄ちゃん」
安「おれも今度頼もうかなー!またねぇ、、浪花ちゃん!」

可愛い小人さんに見送られてその日の最後の宅配を終えた。






…あ、これ姉ちゃんに話したいけど話したら姉ちゃん的には嫌かなぁ…
でももしかしたら機会があるかもしれない…会う…

よし。話そ。

「姉ちゃん!そこに座りなさい」
姉ちゃんが仕事から帰ってきてから、リビングで正座になった。

「え?なに」

「今日、ヤッさんに、会いました」
……………
「はぁぁぁぁああああ?????」

「なんだって!はっ?!?!ずるい!!待って!!会わせろ!!!!」
ガクガクとわたしの胸ぐらを掴んで揺する。
「き、今日、渋谷さんが弁当2個頼んでて、届けに行ったらヤッさんが遊びに来てたみたいで!」
「…なるほど…なるほど……

うっ…」

うぅ…ごめん、姉ちゃん……

「今度聞いてみるね…?」

「でも、」

「わたしと渋谷さん、友達だから!」

「おい待て。その話詳しく聞かせろ」


そこから今までの大まかな経緯を姉ちゃんに話した。
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