第2章 日常
「かよちんもまきちゃんも階段から落ちたって言った時、物凄い顔してたにゃ!」
「ちょっと凛!!変なこと言わないで!」
「だって!階段から落ちたなんて…」
ガララララ…
「おくれてごめんっ!って…どうかしたの?」
部室のなかはいつもと変わらず普通なのだが、私とほのかが床に正座をしているため、察しのいいこの子には何かあったと思うには充分なのだ。
「んーっと」
・・・。
「えっ!?ちょっとч´sのリーダーに何してるの。ばかなの?ねぇ?馬鹿なの?馬鹿なんだよね?馬鹿だよね。」
「ねぇ、そこまでいうかい?」
「いやいや、ごめんね皆うちのリーダーが君達のリーダーに被害を……」
バカバカ私に言ってきた。みなっちょがそういうと今まで放置されていたやっさんがガタッとたった。
みなっちょが入ってきた時から静まりかえって居たから、やっさんのたつ音は小さいけれど静かな部室では目立って、皆やっさんの方を向いた
「ちょっと、みなみあんたいつまでそれ言ってるわけ?何回も言ってるでしょ!確かにライバルだけど同じ部活の仲間なんだからそういうのいらないって」
「えっあっごめんついやっちゃうんだよね~ごめんごめん」
「やっさん…!!」
「あんたいい加減その呼び方やめてってば!にこにーよ!にこにぃ!」
やっさんはやっさんなのだからやっさんでよかろうに、と思い無視すればやっさんはギャーギャー騒ぎだす。それをとめるのはキラリンの役割なので、キラリンはどーどーっとやっさんに言っていた
「みなっちょはこだわりがあるからね!仕方ないよね!」
とかみなっちょにいうと、みなっちょがお前のせいだと言って、頭をベシッとチョップしてきた。痛いんだけど。
「ていうか、二人はいつまでそこに座ってるわけ?」
「「あ」」
まきまき、もっとはやく言おうよ。それ。