第1章 はじめて(銀時 強引)
「すっげーな、どんどんあふれてくるぜ?」
「はっ、はっ、あ……っ、だめっ」
とっさに腰を引いて、起き上った。恥ずかしさで銀さんにしがみつく。これ以上は、だめ。
「なに。逃げんなって」
「だめ、なんか……」
「この先がいいんだろーが」
反論しようと体を離したその時。視界に入ってしまったモノのせいで言葉を失った。
それは銀さんのお腹の下。銀さんのあそこ。
びっくりしたのと、恥ずかしいのとで、どこを見ていいのか分からず、完全に目が泳ぎまくり、ちらちら見ては最終的に、銀さんに抱きついて視界から隠した。
「あの、そんな反応されると逆にこっちが恥ずかしいんだけど」
「だ、だって、だって」
思った以上に、大きかった。
「指くらいかなって思ってたのに」
「は? まあ、そういう奴もいるにはいるけどよ」
体を離した銀さんが、わたしの手をそこへもっていく。
「別にふつーサイズだと思うぜ?」
「で、でも、でも、こんなのがズボンの中に入ってるなんて思わなかったから……!」
「あのさァ、いっつもこういうわけじゃないから。普段のオレはもっと謙虚だから」
「でも……でも、でも」
「オレだって、のパンツん中が、こんなぐっちょぐちょのびちょびちょだったなんて驚いたわー」
「い、いつもは、こんなんじゃ……」
なんて会話をしているんだろうと、気づいて言葉をとめる。
でも、いっぱいになってしまった不安をもらさずにはいられない。
「こんなの、入んないかも……」
「んなことねーよ」
「でもさっきだって痛かった」
「じゃあ、やめとくか?」
「……やだ」
やめたくない。銀さんと、したい。
でもぉぉぉぉぉ………。
「大丈夫だって、存外。まあ、オレも初モノとはシたことねーからあんまわかんねーけど。誰しも通る道だろ」
軽々しくいいやがって。つい反論したくなる。