第1章 はじめて(銀時 強引)
わたしって変態なの?
また恥ずかしさが増して、拘束するのはやめてもらおうと力をいれるも、全然放してくれなくて。
上に覆いかぶさってきた銀さんは、わたしの首に吸いついた。
「ふっあ……」
くすぐったいような変な感覚におそわれる。首がすくんで、さらに体に力が入る。ねっとりした舌が、反対側の首筋に移動し舐めあげる。
「銀さん待って、恥ずかし、い」
胸を揉まれるって、思ったら、銀さんは、なんと、バスローブの中に手を入れて、直接、胸をさわってきた。
「……! やだ、ねえ待って」
「だから待たねーって」
それだけいうと、がばっと、わたしの内着をひろげて、胸にしゃぶりついた。へんな感覚に、ビクンと肩がはねた。
ふわふわの銀髪が、肌に当たってくすぐったい。
ちゅっちゅ、どころか、じゅるじゅると音を立てて、銀さんは、胸にしゃぶりついてくる。両胸をつかんで、真ん中に寄せて、揉んだり、しゃぶりついたり、先をつまんでこねたりと、激しく左右にくり返す。
どうしていいかわからずに、わたしは「待って」の意味も込めて、銀さんの腕をつかんでいた。ちょっと止まってほしくて、ふわふわの頭を掴んだり、額を押して離そうとした。でも、銀さんは夢中になって、胸にしゃぶりつく。
赤ちゃんじゃないのに。
こんな大人に、おっぱいをあげているみたいで、背徳感と羞恥がこみ上げてくる。
胸を掴まれ、強めにめちゃくちゃにもまれるのが、気持ちいと感じてしまうこと。乳首をこねられ、吸われると、身じろぎしてしまうほど、刺激を感じてしまうこと。強いこの刺激は、きっと気持ちいという部類の不思議な感覚。全部、こんなことダメと思う反面、もっとしてほしいと思ってしまう。
「もうこれ邪魔だろ。全部脱いじまおーや」
「えー……」
決心がつかないままだったけど、わたしに決定権はなかった。とまどいながらも、銀さんにされるがまま、脱ぐ。
薄明かりではあったのに、目が慣れてしまって、もうぜんぶ、丸見え。見られないように、わたしは銀さんに抱きついた。
あったかい。
わたしより大きな、しっかりした体。