第1章 STORY no.1 出会い
さて、前回ジャーファル君に腕を掴まれていた少女一体誰なんでしょうか? 夢主さまsideに変わります!
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シン「おお!よく来たなルピナス姫!待っていたよ。」
ニコニコと笑ってるのがシンドバット王だと思われる。
ルピナス「この度は私を引き取っていただきありがとうございます。わたくしはアスラニーン王国第一皇女
ルピナスと申します。以後お見知り置きをお願いしますね。」
持ってきたたった一着しかないドレスのスカートの端を持ち上げ足を折る。
ジャ「うっ?!?!すっすみません!!突然変なことを言ってしまって!!!!」
この人がジャーファルっていうのかな?
確かわたしのお手伝いさんの気がする。
ルピナス「フフッ。いいんですよ!突然歩いてきたわたしがいけないんですしね!」
ジャーファル(あれを歩いたと表現するんだろうか‥‥。)
シン「まぁまずは長旅に疲れただろうしジャーファルに部屋を案内してもらうと良いさ。」
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ルピナス「嘘!!こんな綺麗な部屋私が使っても良いのっ?!?!」
それもそのはず!だって見たこともないものがいっぱいあんだもの。天蓋付きのベッド。窓からはシンドリアが一望できる。可愛らしい机に可愛らしい装飾。
ジャ「ルピナス様。喜んでもらえて何よりですよ‥。」
やっぱり可笑しいなぁ。さっきまで話してた時は元気だったのに‥。ジャーファルは相変わらず悲しそうな目を私に向けている。
ルピナス「ねぇ、どうしてそんなに悲しい目をするのよ?」
ジャーファルは肩を震わせ重おもしく口を開いた。
ジャ「貴方は辛くないんですか?一万も民を失って。」
あぁ。そんなこと気にしてたんだ。優しいなこの人はさっき知り合ったばっかりなのにこんにしんぱいしてくれてる。
ジャ「ねぇ。教えてください。どうやってアスラニーンは一夜で黒い敵を排除したのですか???。」
けど、やっぱここも聞かれちゃうか‥。
優しいんだけど痛いところを突いてくるな‥‥。
けど1つの質問には正直に答えられる。
ルピナス「それは大切な人と約束したから。」