第1章 登場人物紹介
【四獣神家】
里見家・尾崎家・緋ノ塚家・観月家の四つの家系のことで、先祖代々獣神を憑りつかせていく一族である。
里見莉芳
里見家の青年で、人間離れした美貌の美人。
獣神は八房。教会特区で特別主席司祭も務めている。
信乃・荘介・浜路の後見人を務め、しかも彼らに8つの玉探しを命じ、信乃に村雨を授け、信乃・荘介・浜路の3人を助けた張本人。
今なお身体の弱い信乃のことを大切に思っており、何時も気に掛けている。
八房(やつふさ)
巨大な犬神。本来なら女性にしか憑かず、人にもあまり懐かない。
尾崎要(おさき かなめ)
尾崎家の青年。19歳。獣神は金狐、銀狐、天狐、黒狐、白狐の五狐。母親は、尾崎家の妾。信乃と荘介を教会本部に召喚するため、五狐を使って浜路をさらった張本人。ひょうひょうとした性格で、信乃と浜路が大のお気に入り。
本妻の子であり異母兄の青蘭(せいらん)が使役する妖で、信乃や浜路が傷つけられた際には激怒し青蘭と対立。それ以来、青蘭は行方不明。実はカナヅチ。(五狐談)。フェネガンのことが苦手である。
五狐(ごこ)・金狐(きんこ)・銀狐(ぎんこ)・天狐(てんこ)・黒狐(こくこ)・白狐(びゃっこ)
要に付き従う五匹の狐。見た目は愛らしいが、主人に危害を加えられると豹変する。本妻が要を殺そうとした時には死人も出た。その後本妻は青蘭と共に尾崎家を追い出された。
緋ノ塚那智(ひのづか なち)
緋ノ塚家の青年。獣神は楓。エロい人。良く信乃にセクハラしようとする。
楓(かえで)
大きなオネエ言葉の猫。元は那智の兄・邑織に憑いていた。
結構鋭く、主人公の胸がデカイことを見抜き、事ある毎に服をはだけさせ、晒を取ろうとしてくる。⬅那智同様エロい。
観月あやね(みづき あやね)
白い髪と赤い瞳を持つ観月家の少女。15歳。獣神はちかげ。身体が非常に弱く、他人の気にとても敏感。 人とほとんど交わらず、ちかげの加護を受けて育った。信乃や浜路とは仲が良い。
ちかげ
大地を治めるほどの大きさを誇る、おろち。あやねを大切に思っている。嫉妬深くて執念深い。普段の名は霊影を意味し、本名は響(ひびき)である。自身が心を許した相手にしか本名を明かしてない。