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炎の月に架かる虹【ONE PIECE】

第10章 華の行動


目の前に立ち塞がる正義の門。
ラーラの手で触れてしまえば一瞬で壊れるだろう。
だがそんなことはしない。
律儀にそこへ海軍の船が通るのを待った。


「誰だ貴様ッ!!」
「私はエリィアーノ・アーシャに会いに来た。」
「貴様ッ!世界の破壊者だな!!」
「そうよ。」
「中将殿に何故貴様を会わせなければならん!!」


うるさい。
さっさと通せ。
お前に伝える由もない。

ラーラは深くフードを被った。
目を瞑ると感じるアーシャの気配。
きっと笑っているに違いない。
やはり来たな、と。


「中将殿!」
「ラーラちゃん、何の用?」
「話がある。」
「話?」
「誰にも聞かれない場所で。」


ラーラは船に飛び移った。
一気に戦闘態勢になる海兵たち。
それを制するアーシャ。


「正義の門はくぐるなよ?船室へ案内しよう。」
「馴れ馴れしくするつもりはない。海兵たちを引っ込めてここで話す。」
「ここは僕に従ってもらうよ。」
「ッ…」
「危害は加えるのはもう少し後にしようじゃないか。なぁ、ラーラちゃん。故郷に戻りたくないかい?」
「…いいわ、そこで決着をつける。但し、それ前に手を出せば全滅させるわよ。」


船はアーシャの命令でグランドラインに近い島へ向かう。
何年も誰も近寄らなかった島。
シルキーズフォレストへ。















全て終わりにしよう。
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