第10章 華の行動
道標もない。
明かりもない。
頼るものなど何もない。
音もしない。
何も見えない。
それでも突っ走った。
止まってはいけないと、本能が言う。
それを邪魔する深い漆黒の闇。
死へと誘う恐怖の手。
構うな!
これは私の人生だ!!
どこで生き、どこで死ぬかは自分で決める!!
おいでよ、こっちへ、さぁ
心の核に伸ばされる冷たい手
もがいても、もがいても抜けられない
闇の中に拘束されて動けない
生きたいという意志が書き換えられる、死にたいと・・・
そして奪ったものは命
一族の全ての命
手を出してくる弱き海賊たち
_こんな茶番オワリにしない?_