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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第9章 和婚式




一瞬、
早瀬の息が止まったのがわかる。

『びっくりしたか?』

『こ、こんなおっきいの…
あ、あの、ちゃんと入るんですか?』

『そうだよ。
子供が出てくること考えれば
こんなの、なんてことねぇサイズだろ。』

…お互い、全裸だ。
あとは、挿入するだけ。
挿れてしまえば、
全てが終わる。


もう間もなくやってくる"終わり"を
一秒でも先にしたくて。

早瀬に、俺のことを覚えててほしくて。

いや、違う。
俺が。
俺が、早瀬の感覚を覚えていたくて。

『触ってみるか?』

『…いいんですか?』

『あぁ、実践練習だ。
デリケートだから、優しく触れよ。』

おそるおそる両手で触れながら、
興味深そうにあちこち見ている早瀬。
その姿を上から見下ろすのは、
なんともいやらしい光景で…

少しだけ、苛めてみたくなる。

『ま、そのうちセックスに慣れたら、
しごいたり舐めたりくわえたりするんだけどな。』

『こ、これを?』

『そうだよ。
信じらんねーかもしんないけど、
別に特別なことじゃねぇ。
本当に好きな相手のモノだったら、
自分からそうしたくなるんだよ。』

『じゃ、じゃあ、わ、私も、
岩泉先生の、な、な、舐めてみ…』

『ばーか。
初めてでそこまでしなくていいから。』

『でも、本当に好きなら出来るって…』

…これほど好きだと言ってもらえることが、
これからの俺の人生であるのだろうか。

…バカか。
だから、何も考えるなって、俺!

『それは、俺じゃなくて、
いつか、彼氏にしてやれよ。』

『…』

おい、俺っ!
なんでそんなこと言うんだよっ!

…好きな子のこと、
いじめたくなるんだよな…

俺の特別授業も、
もう、終わりが近付いている。

心を乱してる場合じゃない。
ちゃんと、最後まで、教えてやらないと。

俺から卒業させて、
彼氏のところに行かせてやらないと。





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