第9章 和婚式
『キスの次は、愛撫だ。』
早瀬をベッドに寝かせ、
ブラウスのボタンを
1つづつはずしていく。
『愛撫は人によって感じる場所が違うから…
気持ちいいと思う所があったら
ちゃんと伝えること。』
『伝えるって、どうやって?』
『声を我慢しないことだ。
気持ちいいと思った時に出る声は我慢しない。
その声を聴くのは、男の喜びの1つだしな。』
耳。首筋。鎖骨…
指と舌を使って、ゆっくりと探っていく。
そして、胸。
ブラジャーを外して現れたのは
色も形もういういしい、
眩しいばかりの2つの膨らみだった。
…くそっ。教師としてではなく
男として抱きたい。
誰のことも気にせず俺のものにできるなら、
このやわらかな胸を
俺のシルシでいっぱいにするのに。
『乳首は、感じやすい人が多い。』
バスト全体を両手で包み込みながら
てっぺんをそっと舌でつつく。
『…あ…』
控えめながら、抑えきれないといった声。
『気持ちいいんだな。
もっと触るから、そのまま感じてみろ。』
舌と指で転がしたあと、
吸い込んで
口の中で育てる。
『先生、なんか、ゾクゾクします。』
『そうか。それが"感じる"というやつだ。
男のモノを受け入れる準備が
体の中で始まった、というサイン。』
『男の人のモノを…受け入れる…準備…』
自分で口にした言葉だけど、
早瀬の口からきくと、やけにエロい。
そして、気が狂いそうになる。
男。
俺以外の誰かのモノも、
受け入れるんだよな。