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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第27章 ウェディングプランナー



『だから、結婚まで辿り着く人を
本当に尊敬するし、
そばで見ていられるのが嬉しいんです。
頼られると、ホント、頑張っちゃう。
だって花嫁さんって本当に、
不思議なくらい、みんな輝くんですよ。
魔法がかかったみたいに。』

…本当に、誇らしげな顔で。

『あ、すみません、
熱く語ってしまって…
男の人には分かりづらいですよね。

例えばほら、木兎さんとか日向さんとか
バレーでプロになってる仲間って
特別に応援したくなりません?』

『え?木兎は、うるせーからなぁ(笑)
チビちゃんは…うん、応援したいかな。』

『多分、それと同じ気持ちです。
自分がなれなかった憧れを叶えた人を
応援したい、って気持ち。

…だから、
ヒガミとか負け惜しみじゃなくて
今まで私がお手伝いしてきたカップルには
みんなみんな、幸せになっててほしい。

大事な日を私に任せてよかった、って
思ってもらえることが、
私にとって何よりの誇りなんです。』

今まで見た彼女の中で、
一番輝いた顔をしてる、と思った。

『俺の仲間たちの結婚式、
あんたがプランナーでよかったなぁ。
アイツらきっと、皆、幸せになるよ。』

…花嫁がみんな、
その日は魔法がかかったみたいに輝く、
って彼女は言ったけど、
彼女もその魔法を使えるんだと思う。

人の幸せを心から喜べる人にしか
使えない魔法が、きっとある。
彼女にはその才能があって、
まだその力を必要としてる人がいるから
仕事を続ける人生を与えられてるはず。

でも…

彼女の本当の夢。

諦めんのは
まだ、早いだろ?

俺が叶えてやりたい、と
心から、思った。


結婚、しようよ。
仕事も続けたらいい。
俺と出逢ったのは
きっと、そのためだ。


あんたの夢、
あんたの才能、
俺が一番近くで
応援するから。


…今は、まだ、言えないけど。
あまりに始まったばかりで
まだ言えないけど。


付き合い始めたその日に
そんなことを思わせた女は
他にいなかった。

俺がそばにいて
彼女の夢も仕事も実現させる。



…付き合う相手に
"未来"を見たのは、

初めて、だった。



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