第8章 男たちの真剣勝負
涼介side
美琴に俺が大丈夫か?と言うと
突然 俺と優輝の間の席に座って、美琴が
俺と優輝に抱きついてきた。
多分、頑張っていた糸が切れたのだろう。
そして、俺たちに抱きついたままで、泣き
始めた。
余程何かあったのだろう、美琴は全然泣き
止まない。
しばらくして、俺が優輝に視線を送ると、
それに気付き、優輝の目線か気が済むまで
泣かしてやろうとと言っているのが伝わった。
俺たちは美琴が泣き止むまで、抱きしめなが
ら、頭や背中などを撫でて、落ち着かせよう
と努力した。
しばらくすると、やっと美琴は頭を上げた。
顔を見ると、目はウサギみたいに赤くて潤ん
でいた。
そして、化粧も落ちていたが、きれいで
かわいくて、無意識に美琴の目元の涙を
舐め取って頬にキスをしてしまった!!
しかし、横を見ると同じように美琴の目元を
舐め取って、頬にキスをする優輝がいた。
こんな時まで、俺たちの思考は似ている
ようだ(笑)と思っていると
美琴からキスをされてしまった。Σ(゜Д゜)
しかし、優輝が先だったので悔しかったが、
美琴に電話をしたのは優輝なので、
今日のところは諦めよう!
でも、要との間に何があったんだ?
きちんと聞かないとな (>_<)