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恋愛っていいことなの?

第8章 男たちの真剣勝負


優輝side

たまたま仕事が休みで、今日 要と美琴が

デートをしていると思うと、いてもたっても

居られなくて、涼介に電話をしてみることに

した。

「涼介、今なにしてんだ?」と訊くと

「要と美琴がデートしてると思うと、

イライラしてゲームで敵を倒してる」

とかなり落ち着かない様子だった。

「俺もイライラしてるから、お前んちに

行っていいか? 一緒にゲームしょうぜ!」

と言うと

「いいぜ、来いよ!」

「あ、ついでにお菓子買ってきて」

と言われ、渋々お菓子を買って、涼介の家に

向かった。

涼介の家に着いて、どのゲームをしょうか

相談していたら、俺らの携帯から同時で

ラインの通知音が聞こえた。

開けてみると、要から顔を赤くしてうつむく

美琴の写真が届いた。

それからもいろいろな顔をした美琴が

送られてくる。

その度に、俺らの怒りは上昇する。

何枚も送ってくるので、もう堪忍袋が切れて

美琴に電話をした。

すると、俺からの電話に出た美琴は、

電話がきて、ほっとしたっていう感じだった

ので、

「もうデートは終わった?」

「涼介も一緒に飲んでるんだけど来ない?」

と誘った。

電話口で美琴が要も誘っていたが、来ない

ようだった。

とりあえず、涼介の家の近くの居酒屋に

来てもらうことにした。

ずっと様子を見ていた涼介に

「なんか美琴が困ってたから、

飲みに誘ったから、居酒屋行くぞ!」

と言って、居酒屋に向かった。

そして、しばらく二人で飲んでると美琴から

の着信がきた。

俺は電話に出ながら迎えに行くと、

「居酒屋の前に着いたけど」という美琴の

背中が負のオーラを出していたので、

「だ~れだ!」といい、美琴の顔を隠した。

「もう優輝、離してよ (>_<) 」と

顔を赤くした美琴が振り向いた。

でも、すぐに「ありがとう m(__)m 」

「私が困ってるのに気がついて、誘ってくれ

たんでしょ!」と俺の考えはお見通しの

ようだ(笑)

「とりあえず、食べて、飲んで、とことん

聞くから、店の中に入るか?」

と言いながら美琴の背中を押して進んだ。
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