第1章 片思い=年齢
文哉と涼介と優輝はいつも3人でバカなことばかりやっていた。
文哉と涼介はお調子者で、
いつも放送部のコンサートで仮装したりとふざけていた。
優輝は一見クールでその二人の悪ふざけに乗りそうもないのに、意外といたずら好き。
なぜか、二人には気を許していたようで、一緒になって遊んでいた。
そして、たまにいきなりしゃべり、周りを笑わせていた。
そして、クールな彼がいいと、意外にモテていた。
要はというと、それを傍観するという変な形が出来ていた。
女子を怒ってる天才なのに、女子の相談にのるのが上手いため、要もモテていた。
私には理解不能だったけど。
涼介と優輝は、お酒が弱くて大変だった。
「もう眠そうだから、飲むの止めたら」
と言うと。
「「まだ、飲む!!」」
と子どものように駄々っ子になり、いつも
私が膝枕をして、水を飲ませて介抱をした。
そのため、なぜかサークル内で、
私はお母さんポジション(笑)
文哉は、お酒が強かったが、
車で大学に通っていたため、いつも飲み会の後は私たちの運転手兼お父さん(笑)
大変な子どもたちを持ったもんだ(T^T)
そんな中、要は飲み放題で黙々とウーロン茶を飲んでいた!!
そして、大学時代に勇気を出して、
下野くんにもう一度、バレンタインのチョコをあげて告白したけど。
「ごめん。友達としてしか思えない」
と言われて、ショックだったけど、4人のおかげて立ち直った。
それぞれ個性的だったが、大学を卒業する
まで、4人でバカ騒ぎをしていたら、あっという間に過ぎていった。
その時、私の趣味がカメラだったため、
いつもふざけて仮装や周りを笑わせる3人と冷静な要の写真が残っている。
そして、誰が私のカメラで撮ったのか知らないが、罰ゲームで涼介に、お姫様だっこをされる私や寝顔の私の写真もあった。