第1章 片思い=年齢
大学を卒業して、私は社会の教員になった。
文哉は、映像関係の仕事に就いて、東京に行った。
優輝は、デザイン関係に就職出来ず、一年間海外を放浪して。
結局、公務員。
理由は、安定してそうだから。
涼介は、単位が足りず、一年間留年。
一年間遅れで、なんとか小さなデザイン会社に入った。
要は叔父さんの会社を手伝っている。
サークルの見学に一緒に行った真帆は、サークルには入らなかったけど、仲のいい友達で
一緒に教員になった。
みんなも私も仕事が忙しく、休日が合わないため、集まることが出来ずに、3年の月日がたった。
要は、休日を自由にできるらしく、要とは時々会っていた。
真帆とは、同じ学校に採用され、いつも仕事や恋愛の相談をしていた。
恋愛って言っても、
一方的に相手から好かれて、付き合うけど長続きはしないという感じで、みんながしている恋愛とは違った。
真帆は、ご飯に誘うならお店を予約して、段取り出来ないとダメというこだわりのせいでうまくいってないようだった。
本人は、口下手で身長が低いからと誤解してるみたい。
何回か伝えてみたけど、それは譲れないみたい。
その時に、食べたいなと思ったものを食べればいいのにと私は思うんだけど。
みんなとは連絡は取っていて、
涼介は、デザインの仕事が忙しく、留年時代にできた彼女と別れたらしい。
優輝もケンカをして、同じ部署にいる彼女と別れたらしい。
同じ時期に、二人とも別れていて、
私は「どんだけ息が合うのよ」と思った矢先。
そんな私たちを再会させたのは、やっぱり文哉だった。
今度、結婚するため、私たちに招待状を渡したいと集めたのだった。