第3章 男子の醜い戦い
涼介side
俺は、カフェで依頼人とデザインの打ち合わ
せをしていた。
すると、俺のいる席の斜め前の席から、
楽しそうな笑い声が聞こえ、なぜかその声を
聞いたことがある気がした。
仕事中ではあったけど、そちらに目を向ける
と、カップルがスマホで撮った写真を顔が
くっつきそうな距離で見ていた。
その様子を見ていると、彼女が顔を上げた。
その顔を見て、俺は驚いた。
「美琴 Σ(゜Д゜)
じゃあ、相手は誰なんだよ (-_-#)」
と思って、イライラした。
そして、やっと男が顔を上げた
「優輝かよ ( ̄ヘ ̄メ)」
なんで、二人があんなに仲良くしてるのか
分からないけど、見ているのが辛かった。
だから、俺は早めに打ち合わせを終わらせて、
すぐにカフェを出た。