• テキストサイズ

恋愛っていいことなの?

第3章 男子の醜い戦い


美琴side

みんなと再会した翌日、優輝からラインが

きた。

連絡が来ることも珍しいのに、妹さんの

誕生日プレゼントを選ぶのを手伝って欲しい

とお願いされた。

それは、私で役に立つのか?

なんで、私に頼むのか?

優輝の考えていることが分からず、優輝の

意味不明の行動に戸惑うばかりだった。

そして、いろいろ考えて優輝にメールの返信

をした。

たまたま、二人とも来週の月曜日が休み

だったため、その日に会うことになった。

優輝は、昔からオシャレだったので、

一緒に歩いていて浮かないようにふんわり系

の水色のワンピースを着て、駅に向かった。

駅に着くと、優輝はまだ来ていなくて、

なぜか周りの人の視線を感じる。

水色のワンピースが似合ってないのかな?

もしかして、タグをはずし忘れてる?

と心配になり、確認をしたけど付いてなかった。

気のせいかと思っていたところに、優輝が来た。

優輝は、黒のTシャツとベージュのズボンと

シンプルな服だけど、カッコいい好青年の

ようだった。

私が、優輝に見惚れていたら

「美琴、待たせて悪いm(__)m」と

いきなり頭をぽんぽんとされた。

ドキドキしすぎて、顔が真っ赤になった。

それを見て、

「顔が赤いけど、熱でもあるの?」

とおでこを重ねてきた。

絶対にこれは私の反応を楽しんでる!!

本当に優輝は狡いと思う( ̄^ ̄)

どうにか「大丈夫だよ!」と答えたら。

「大丈夫そうだな、もし調子が悪くなった

ら言えよ!」と優輝に言われた。

そして、やっと顔が赤いのが戻ったかな

と思ったのに

「美琴はよくこけるし、迷子になるから、

手を貸せ」と手を繋がれてしまった。

優輝の行動に驚いたけど、嫌ではなかった。
/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp