第3章 男子の醜い戦い
優輝side
駅に着くと、美琴はもう来ていて、美琴を
見ている男どもの視線を感じた。
美琴は、水色のふんわりとしたワンピース
を着て、清楚で綺麗な女性という感じ。
美琴に声をかけようとしてる男どもが
いたので、「美琴、待たせて悪いm(__)m」
と言って、頭をぽんぽんと叩いた。
「大丈夫だよ! 」と恥ずかしかったのか、
ちょっと顔を赤くして、美琴は答えた。
その反応が可愛くて、からかいたくなり、
「顔が赤いけど、熱でもあるの?」って言っ
て、おでこを重ねた。
すると、顔を真っ赤にして固まってしまった。
俺はそのままキスしたいなと思ったけど、
どうにか踏みとどまり、
「大丈夫そうだな、調子が悪くなったら
言えよ!」と言って近くにいる男どもを
追っ払った。
美琴は、本当にこういうことに疎い。
「美琴はよくこけるし、迷子になるから
手を貸せ」と手を繋いだ。
これが、恋人繋ぎならもっといいのにな(T^T)
横にいる美琴を見ると、もっと顔が赤く
なっていたから、無理そうだな(笑)