第3章 男子の醜い戦い
優輝side
カラオケの騒ぎの翌日
いつも自分からはあまり人に連絡しないの
に、美琴を取られたくないと思い、急いで
美琴にラインをした。
たまたま、妹の誕生日が近かったため、
妹の誕生日プレゼントを選ぶのを手伝って
欲しいと頼んだ。
美琴も大学の時に、俺の家に来たことが
あるため、妹のことも知っていて、
可愛がってくれていた。
でも、俺から誘われることが余程変なのか?
「いいよ!! 私で、役に立つかな?
でも、優輝から誘われるの初めてだね(*^^*)
当日は雨かな?」と本気で心配された(笑)
「服をプレゼントする予定で、美琴と
背格好が似てるから、着てみて欲しい」
美「これなら、私でもできるね!
私も気に入ったのがあったら買っていい?」
「いいよ! 付き合ってくれてありがと」
美「優輝はいつが休み?
優輝の休みに合わせるよ!!」と俺が頼ん
だのに、俺に合わしてくれる美琴。
「来週の月曜日はどうかな?」
美「その日は、参観日の振替休日だよ!
だから、何時でもいいよ (*^^*) 」
「じゃあ、ランチに行ってから、買い物で
いい?」
美「うん♪ どこで待ち合わせ?」
「駅に、11時でいい?」
美「了解 (^-^ゞ 」
それからずっと、どうしたら美琴が喜ぶか
を考えていた。