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恋愛っていいことなの?

第17章 本当に大切なこと


優輝のお母さんside

数日前に優輝から美琴にプロポーズをすると

聞いた。

そして、今日 美琴さんの親御さんに承諾を得て

から家に美琴さんを連れてくると言っていた。

だけど、なかなか帰ってこない。

あの子、失敗したのかなと不安になりだした

頃に、これから向かうとメールがきた。

それを娘に見せると、大興奮して

「やった!! 美琴ちゃんがお姉さんだ」と

喜んでいた。

そして、お父さんはというと、ずっと時計を

見て、落ち着かない様子だった(笑)

やっと家の前で車が停まって、私は窓の外を

見ていた。

すると、優輝が車の助手席を開けて、

美琴ちゃんが出てきた。

けれど、美琴ちゃんが転けそうにって、

それを受け止めていた息子が微笑ましかった。

それから、美琴ちゃんが落ち着けるように

深呼吸をさせて、チャイムを鳴らすまで

長かったから、焦れったくなってドアを

開けちゃった。

美琴ちゃんはびっくりしていて、優輝は

苦笑していた。

そして、来るのが遅かったから

「優輝、ちゃんと美琴ちゃんの親御さんに

認めてもらったの?」

「美琴ちゃん、本当にこの子で大丈夫?」

「今ならまだ変えられるわよ?」

と訊くと

「何てこと言うんだよ(-_-#) 」

と息子が怒るのを無視して、

「美琴ちゃんが来るのが楽しみだったの」

「早く家に入って、お茶をしましょう!!」

「娘もお姉さん出来たみたいって喜んでるの」

と言って、リビングまで連れていった。

玄関できちんとお邪魔しますと言ってから

家に入るのを見ると本当にどうしてウチの子

だったのか不思議?

リビングに着くと、お父さんの娘が出迎えた。

お父さんと会うのは初めてだから、緊張してる

みたい。

それにすぐに気づいて、紹介をしょうとしたら

優輝が「美琴は初めて会うよな?」

「俺の親父」

「親父、七瀬美琴さん」

「俺たち結婚するから、美琴を紹介しとこうと

思って」

ときちんと紹介していて、家族全員が驚いて

固まってしまった。

その雰囲気に美琴ちゃんも戸惑いながら

「七瀬美琴です、これからよろしくお願い

します」と頭を下げた。

そこで私も我に返って

「優輝がしっかりしてるのに驚いて、私たち

止まってしまったわ」と言うと優輝に怒られた。
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