第17章 本当に大切なこと
美琴side
優輝に最近席を外してもらうことが多いから
疎外感を感じてるのは分かってた。
だけど、今回のことで優輝が好きだと分かっ
たって、面と向かって言うのは恥ずかしいよ
(><)
でも、ちゃんと話さないとだよね!
もういいや!!
頑張って言おうo(^o^)o
私は「制限時間終了です」と言ってから、
優輝に抱きついて耳元で
「優輝が好きだよ(*^^*) 」
「だから、全部片付いたら、私の気持ちを
伝えようと思ってたの」
「告白の返事が遅くなって、ごめんね」
と言い終える前に優輝にキスをされた。
それから、優輝は
「ありがとう(*^^*) 」
「凄く嬉しい、だけどすぐに言わなかったのは、
別の理由があるよね?」と訊いたから、
「私はこれから学校の跡継ぎとして、いろんな
ことに巻き込まれることになる」
「私たちが付き合うことで、優輝を巻き込む
ことに抵抗があるから、伝えるか悩んでた」
と正直に思いを伝えた。
すると、優輝は
「男は好きな人には頼られたいんだよ」
「今回みたいに、美琴を守って、自分も怪我を
しないようにするから!」
「だから、気にせずに俺に守られとけ!」
と言われて涙が出た。
最近、素直に甘えることが出来るようになった
のかもしれない。
それを優輝も感じているのか
「本当にしょうがないな」と言いながらも
嬉しそうにしていた。
二人の世界に入っていて忘れていたけれど、
目線を感じてその方向を見ると、涼介が
「お取り込み中、すみません」
「こっちもうまくまとまったので、報告を!」
と言って、優輝の逆鱗に触れてじゃれあって
いた(笑)
そのため、涼介の元カノさんと私が楽しげに
会話をしていた。
それに二人が気づいて、嫉妬する顔は
可愛かった(>_<)