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恋愛っていいことなの?

第15章 初恋の人はいい人?


要side

やっぱり優輝は言うことを聞くわけないよな。

本当は俺が出ていくのは、ダメなんだけど

仕方ないから変装をして俺も倉庫に向かっ
た。

そして、優輝のプライベート用の携帯の盗聴

をし、中の様子を確認して上司に伝えた。

でも、まさか従兄弟が美琴を守るために相手

側にいるとは思わなかった。

俺が優輝を探すと、理事長の弟が美琴の従兄

弟に向けているのを見つめる姿を見つけた。

そっと肩を叩いて、手で俺が右で優輝に左に

行くように指示を出した。

とりあえず、理事長の弟を止めれば応援の

やつらが覆面の男舘をどうにかするだろう。

俺と優輝で犯人を挟み撃ちにして、

「犯人、手をあげろ」と叫びながら威嚇射撃

をした。

そして、直ぐに犯人が持ってる拳銃を優輝が

撃って飛ばした。

すると、その時に応援の部隊が来て、覆面の

男を捕まえていたので大丈夫だろうとすぐに

隠れようとした。

公安は基本的に見つかってはいけない。

だけど、今回はどうしても美琴を守るために

出てきてしまった。

上司に怒られるだろうなと思いながら、現場

を離れようとしたら、犯人はもう1つの拳銃

を出して美琴を撃とうとしていた。

俺は美琴を庇いながら、拳銃を持った手を

撃った。

すると、俺の肩を玉がかすって痛みを感じた。

優輝が名前を言おうとしたので、無言で訴え

ると、気が付いて黙った。

でも、美琴がすぐに駆け寄ってきて、小さな

声で「要、ありがとう」と言った。

「えっ」と思っていると、

「変装してもわかるよ、言えない理由がある

んだよね?」

「でも、ずっと倉庫内で動いてくれてるの

分かったから(笑) 」

「大丈夫、誰にも言わないよ」と笑っていた。

本当はもっと一緒に居たいけど、周りに俺の

存在を気づかれては困るので、すぐに乗って

きた車に隠れた。
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