第15章 初恋の人はいい人?
優輝side
要と協力してどうにか理事長の弟を捕まえた。
そして、車で連行する前に他に凶器を持って
いないかを確認しょうとすると急に暴れ始め
「お前ら死~ね」と言いながら、拳銃を出し
て美琴と美琴の従兄弟に向けていたので
美琴を庇うと背中に痛みを感じた。
同僚がすぐに取り押さえて、犯人を車にのせ
たのが見えた。
「嫌だ、優輝」
「どこを撃たれたの?」と美琴が泣きながら
服を脱がされる。
「大丈夫だよ、防弾チョッキ着てるから」と
言いながら、頭を撫でると美琴は安心して
意識をなくした。
「涼介、美琴が倒れたのを支えてくれ」
涼「はいはい、本当に良いところを持って
いきますね」
と言いながら、美琴を抱えて運んでくれた。
涼「じゃあ、美琴と優輝を救急車に乗せて
今度こそ病院に行くか!」
優「救急車の運転手は?」
涼「いないってことは、覆面のやろうかよ」
啓祐「俺が運転しましょうか?」
優「いやいや、貴方は事情聴取ですよ」
「同僚に運転されるしかないか!」
「お~い、誰か救急車を運転して!!」
同僚「出来ません、パトカーで連れて行き
ますから、待ってください」と言われた。
涼「確かに、パトカーでいいよな (笑) 」
「どのパトカーに乗ればいいの?」
同僚「危険物がないか確認してるんで、もう
少し待ってください!」
涼「は~い、了解(^_^ゞでーす」
「じゃあ、今のうちに訊いておこう!」
「従兄弟さんは、美琴のことが好きなんです
か?」
「普通、特別な思いがないと美琴の命が危な
いと分かって、相手側にいて守ろう思わない
ですよね?」と言った。
すると、従兄弟さんは
「本当にお二人とも美琴ちゃんが大好きなん
ですね!!」
「美琴ちゃんは妹のような存在で、とても
可愛がっていたのでどうしても守りたかった
んです」
「だから、恋愛感情ではないですよ」と
笑顔で答えてくれた。
それを聞いて、俺と涼介は安心した。
それから、同僚が病院に連れていってくれた。
事件が起きて、3日経ったが美琴が目を
冷まさない。
美琴、何で起きないんだよ(ToT)