第2章 再会
要side
文哉の結婚が決まって、みんなで集まることになった。
俺は、いつもふざけあってる男3人を見るの
が、楽しかったから一緒に居ただけだった。
そして、その中に1人だけ女子が入って、
3人の悪ガキの世話をしているやつがいた。
それが、美琴だった。
美琴は、文哉の高校からの友達。
気さくだけど、言いたいことははっきり言う
女子という印象だった。
女子は、いつも群れて、いつもニコニコして
何を考えているのか分からないと思っていた。
でも、美琴は群れることなく、誰とでも話を
して、一人ぼっちがいるとわざわざ仲良く
なりに行く変わり者だった。
「何で、一人ぼっちのやつに、声をかけに
行くんだ?」と昔 訊いてみると、
「話してみないと、一人が好きで一人でいるのか?」
「人見知りで話せないだけか分かんないで
しょ!!」と笑顔で言われた。
「そういう考え方もあるのか」と驚き、
美琴を観察した。
すると、あいつは自然に迷子の人に道案内を
したり、思ってることが全部顔に出ていて、
本当に裏表がないやつはいるんだと納得した。
誰にでも優しいため、よく男子に勘違いされ
るが、超ど天然なため、告白に気づかない(笑)
だから、俺が相手にフォローを入れていた。
まぁ、あいつはそれにも気づいてないとは
思うけど、面白いものを見せてもらっている
からいいとしょう!!
大学を卒業してからも美琴とはよく会ってい
て、恋愛相談をされていた。
そのため、あいつの恋愛の歴史は全部知っている。
ただ、久しぶりにみんなで会った時に、
俺があいつの恋愛事情を答えたことが、
優輝や涼介はそれが気に入らないようだった。
これから、なんか面白いものが見れそうで、
とても楽しみだ(>_<)