第2章 再会
文哉side
久しぶりにみんなを集めた。
俺が結婚するというと、あいつらはすごく
喜んで、嫌みも言われた(笑)
それが、あいつららしくて、昔に戻った
みたいだった。
男子はどうにか仕事を終わらせて、早めに
集まっていた。
来てないのは、美琴だけ。
いつも席は、涼介の隣が優輝。
俺の左隣が、要。
右隣が、美琴だった。
しかし、いつもの様に席に着こうとしたら、
「いつもと席順変えねぇ?」と涼介が言い、
「いいんじゃね?」と優輝も言った。
そして、どっちが美琴の隣に座るかで、
若干揉めて、じゃんけんで決めていた。
要はどうでも良さそうに、空いてる席に座った。
俺は不思議に思ったが、特に何も言わなかった。
だけど、美琴から電話が来て、席に案内を
した時に理由が分かった。
涼介も優輝も美琴に見惚れていた(笑)
確かに、美琴は昔よりも大人っぽくなり、
綺麗になっていた。
ただ、超ど天然なのは相変わらずで、
涼介と優輝の好意に一切気づかない(笑)
みんなと一緒に笑っていたが、波乱の予感で
頭が痛かった(T^T)
美琴が傷つかなければいいが。
俺は仕事の為、早く帰らなければならなかった。
そのため、美琴に聞こえない声で、
「大切な友達の美琴を傷つけたら、
どうなるか分かるよな?」と脅しておいた。
これで、何もなければいいんだけどな~!