第1章 ＊Ⅰ＊

「あー…今日は人多くてヤだな…オイ、俺から離れんなよ…ちびなんだから」

「ちびは余計だ！」





そう言ってアイツは私の手を握る。

うー…これじゃ私がキュン死にする…





「しゃーないな…今日は俺の誕生日だ…ゲーセン行こうぜ」

「ソレ誕生日関係無いだろ」





まぁいいや。

コイツと居れるなら何処でも楽しいし…ＵＦＯキャッチャーで何か取ってソレあげよっと。





…あれ？これって普通、彼氏が彼女にするコトじゃないか…？

まぁ…いいか…




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