第122章 女にも性欲はある。
葵咲「え、あ、いや…その…そういう意味ではなく…。」
土方「…えっ!?」
まだ先程の玲央の術の効果が残っているのか。らしからぬ発言ではあるが、土方は葵咲の発言の意味に気付いた。土方も思わず頬を染める。その反応を見た葵咲は再び顔を真っ赤にして慌てた様子で両手を振った。
葵咲「いや!やっぱ今の無s…!」
葵咲が全てを言い終わる前に、土方が照れた表情を浮かべながらポリポリと人差し指で頬を掻く。
土方「まぁそれなら…断る理由はねぇけど。」
葵咲「!!!!!」
事の重大さに気付く葵咲。クルーズ船に一泊で、同室で。しかも先程の自分の発言と土方の返し…この流れは…!
葵咲は先程以上に顔を真っ赤っ赤にして思わず後ずさる。その勢いで石に躓いて尻もちをついてしまった。
―― ドテッ!
土方「ちょ!おい、何やってんだよ。」
葵咲「だだ、だって…!」
土方「ったく…。ほら。」
少し呆れたような顔を浮かべる土方だが、微笑を交えながら葵咲へと手を差し伸べる。
葵咲「あ、ありがとう。」
土方の手を取って立ち上がる葵咲。葵咲は立ち上がったと同時に手を離そうとするが、土方がそれを許してはくれなかった。
二人は手を繋いだまま、クルーズ船の方へと歩き出す。
少し照れ臭い気もするが、熱く手を握ってくれる事が嬉しく、安心感を覚える。
葵咲がその事に浸っていると、土方が前を向いたまま口を開いた。
土方「で?○○○とか○○○○○○○もしてくれるんだっけ?」
葵咲「ぶっ!!」